静岡ホビーショー2013 モデラーズクラブ合同作品展の様子1

2日間に渡る展示会はあっという間に終わってしまいました。多数の完成品に囲まれ、模型仲間は周辺にいるし、併催のモデラーズフリマでは掘り出し物を見つける可能性も…。幸せな空間でした。

最初に「静岡オートモデラーの集い」卓を紹介します。

今回はテーマ「グループCカー祭り」ということで最上段に12台配置。中下段は個人スペースとして、私には1/24で5台分のスペースをもらいました。


グループCカー祭りへはジャガーXJRスプリントとLMの2台を展示（どちらも新作）。なんとか完成しました。


個人展示にはグループC予備として作成、完成したオムロンポルシェ962C（新作）、8割がた完成のシトロエンDS3 WRC、ポストホビー厚木コンテスト入選したマクラーレンMP4-12C ガルフ2011を展示。


加えて既存完成品で昨年も持参した、ランボルギーニアヴェンタドールとプリキュア+マジェスタ、以上計7台を展示しました。


卓全体として頻繁に写真を撮ってもらえました。作品に触れるくらいの近接撮影でひやひやしたこともありましたが、写真に納めてもらえるのは嬉しい限りです。


私の展示のなかで見学者に最も写真を撮ってもらったのは、実はプリキュア+マジェスタでした。昨年も展示したのですが昨年は机奥の展示でほとんど目立たなかったようです。今年は子供目線に近い場所の展示で、幼児とその保護者に大変よく見てもらえました。また模型に慣れている方3名からMP4-12Cへの質問がありました。このガルフカラーで製作されたいようで、塗分け、カーボンデカールについて聞かれました。完成すると格好良くぐっと見栄えするモデルです。

この静岡オートモデラーの集い卓では私以上に、sabaさんのトヨタハチロク展示、特にロゴジェネレーターを駆使しての「はちろく」オリジナルデカールのモデルは人気でした。私はロゴジェネレーターの存在を知らなかったので勉強になりました。


さらには若手N君の、おなじみインクジェットデカール使用の痛車、今回はガールズ&パンサー仕様、これも大変なアイキャッチーモデルでした。写真は3台のうちのメルセデスベンツSL63AMGです。


また、まつたくさんの恒例2台並べてのバイクモデルも人気でした。今回新作のNSR500、塗装とパイピングが素晴しい作品です。


1/43を触っておられる市原さん、同郷のよしみで？毎回1/43製作について聞かせてもらっています。フルスクラッチのアルファロメオ ディスコ ボランテ2012、実車は昨年ジュネーブモータショーで発表のモデルです。原型からの製作です。


Chi-さんのモデルファクトリーヒロのアストンマーチンDB4をフル開閉に改造。Chi-さんは確か日曜日のみの参加でお話できなかったのが残念です。レジンモデルのフル開閉を得意にされているようで次回はいろいろ製作について聞いてみたいです。


グループCカー祭りは、当時のCカー、その栄枯盛衰を知っておられる方に好評でした。中でも、ジャガーXJR14とトヨタTS010のキットは何？キット自体あるの？という質問をちらほら聞きました。

月刊モデルアート作例経験もある会長、muttiさんのXJR-14はスタジオ27製です。ベース色を単にフィニッシャーズのジャガーパープルとせず、実車印象から渋めに調色し塗装したとのこと。ロス・ブラウン設計のこのマシンは本当に格好良いですし、muttiさんの仕上げも抜群でした。


トヨタTS010もスタジオ27製、製作は先月月刊モデルアートでフジミ フェラーリF2012の作例を担当したテキサスさんです。これは知る人ぞ知る美祢を走ったJSPC仕様です。世界選手権SWCを走った赤白カラーが反転したカラーリングです。実車デザイナーはジャガーXJR-8、9と同じトニー・サウスゲートです。


以上が静岡オートモデラーの集い卓の様子です。今回合同作品展の各クラブ卓へ、タミヤの田宮俊作会長とハセガワの長谷川常務が挨拶に回っておられました。共に参加お礼と、長谷川常務は閉会時にも、次回参加もお願いしますと挨拶に見えました。製作者を大事にする姿を見たような気がして、こちら製作側も、田宮&ハセガワのモデルを大事にしたいと思いました。昔義父から、ドイツ出張時、機内でハセガワの長谷川さんと話をした、と聞きました。ニュルンベルグ トイショーへ向かう途中だったようです。このときの長谷川さんは今の長谷川常務に間違い無いでしょう。

次回は他クラブの様子、個人的に気になった作品を紹介します。